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今年の正月の３日、私の誕生日に恒例となっておりますグランドでの初蹴りの練習に、仲間が集まって、ボールと楽しみ、終わってからの新年のご挨拶で盛り上がります。
地面に弾んで、どちらに跳ねるか分からない楕円のボールとの出会いは、高校入学時のことです。部活に誘われ練習したのがホンの一週間、大学進学の勉強を理由に退部しました。今を去ること48年昔のことです。東京での会社勤めの頃、同期の仲間が数人、丸の内のラグビークラブに所属してましたが、我が社にも是非ラグビー部を創ろうという話で、再びボールに触れたのが38年前です。
熊谷という地に縁があって、熊谷市民になった後、ちょうど昭和42年の埼玉国体が開催されました。熊谷市はラグビー競技の会場を受け待ちましたが、大会運営に係わることになった関係で、その後の各種大会の開催運営や少年スポーツ教室であるラグビースクールの責任者として、誰が付けたネーミングか知りませんが楽しみも、苦しみも備えたラグビーとの長い付合いが始まりました。観ることよりもスポーツをすることを目指した関係で若手の台頭で出番の少なくなった仲間が集まって創ったクラブが、熊谷不惑倶楽部〔略して熊惑（ユウワク）クラブ〕もう創部以来26年目に入りました。40歳以上のメンバーですが、９月には菅平高原で、第16回の関東甲信越不惑大会に参加しました。１都９県からの10チームによる親善交流試合ですが、選手のパンツの色でその年齢層が区別されてます。白パンの40代、紺パンの50代、自分が所属する赤パンの60代、黄パンツの70代、新潟のチームにいます紫パンツの80代と皆さんお年に似合わず元気そのものです。他県の不惑チームとの交流試合も楽しみです。東京不惑、神奈川不惑や群馬不惑、栃木不惑そして富山の魚津不惑とは定期的に交流の機会があります。
このラグビーのルーツは、1823年に英国のパブリックスクールのラグビー校、フットボールの校内試合で、興奮のあまりボールを抱えてゴールに走り込んだエリス少年のプレーがこの競技の起源とされています。日本には1899年、英国教師E.B.クラークにより慶応義塾に紹介されたということです。１チーム15名、レフリーとタッチジャッジ２名合計33名の人間でゲームを行なう地上最多数参加によるスポーツではあります。ラグビーのお陰で海外との親善も出来ました。埼玉県と姉妹県州にあるオーストラリアのクインズランド州ブリスベンには今までに、二度ほど遠征して交流を楽しんできましたし、来年の夏休みにはニュージーランドへ行きましょうとの計画があります。昔ある人から、私のデスクワークからは「先生がラグビーをやることは想像できません」と言われたことがあります。その時、答えて曰く、税理士がラグビーやってるのじゃなく、ラグビーをやってる人間が税理士になっただけだよと話しました。日曜日は、特別の予定でもなければ、雨が降ってない限り荒川のラグビー場でいい汗をかいてます。一緒に遊んでくれる仲間や、試合の相手チームがいてくれて、やっぱり、人間一人では楽しく生きていけない動物だと実感しています。私にとってラグビーは、「楽苦備」かもしれませんが当分縁が切れそうもありません。何故なら、曾て自分が先輩の年齢とプレイを目標にしたように、今の若い人が不惑の年齢に近付いた時に、遊べる場所が無くならないようにしてやることが使命かなとも思ってますので楽しく頑張ります。業界での仕事や立場も同じことと思ってます。
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