精密板金加工
多能工(万能工)方式によるものつくりの重要性
多能工とは、精密板金加工に欠かせないレーザ、NCT、溶接などの、多様な技術を有するマイスターをさします。多品種少量生産の時代には彼らの活躍がかかせないと言われています。
例えば、今泉工業では社員30人、秋田県大仙市にある関連会社である今泉ピーエスエム(株) 社員18人を有しています。
40人規模の精密板金専業メーカーで、多能工方式を採用しています。
レーザ、タレパン(NCT)のプログラミング、オペレイトから溶接仕上完成まで、完全に満足出来る社員が4人います。
その他、レーザ、タレパン加工後の工程を完成まで担当します。
機械板金作業、数値制御タレットパンチプレス板金作業、ステンレス鋼溶接適格性証明書、アルミニウム溶接技術資格証明書の有資格者までいるそうです。
1級技能士 13名、2級技能士、溶接資格者16名(重複保有者在り)を有するなど、技能と知識がものつくりのベースになっています。
作業者が台車にワークを乗せて各機械を移動して作業します。
中量生産では、彼らがグループ内で分業作業を行い効率を上げます。
このようにすることで、さまざまなニーズに対応できるきめ細やかなものつくりをすることが可能になるのです。
多品種少量生産の時代には、この会社のように、多能工をどれくらい有する企業なのか、それが精密板金加工を依頼するには大切な情報と言えます。