妙巡航小笠原編 96

#2 出港から八丈島での天候待ち

6/26(水)小雨 SW〜NW〜NE〜Eに振れる。 2〜15m/S視界 2〜3M 出港

     8:00 出港、針路 240°微風につき メイン2Pリーフ 3000rpm で機帆走で5nt
     9:50 東京湾横断橋をくぐり、GPSを二台セットアップ
    10:00 八丈島から気象情報を電話してきた。 「八丈島の気象はSW5、6の風、海上は時化。
         翌日はSW5、4の風、 海は時化」とのこと。出港を伝える。
    11:25 第一海保を通過 針路 165度に変進
    11:30 早めの昼食。スパゲティ淳ちゃん風を頂く。
         彼はグルメなので料理も凝った物を 出してくれる。このスパゲティも本格的である。
    12:00 ワッチスケジュール 0〜4 先生 4〜8 吉住 8〜0 大塚
    12:20 オケラネットチェックイン 「ヨット妙は千葉を出港し一路八丈島の神湊港を目指す」と送信。
         ネットではJE5***YD氏三崎港で下船とのこと。
          JD1***が再度「天気は良いから何も心配しないで早くおいで」とLave call
    13:00 ガス20リットル補給
    14:30 フルメインで走っても2nt なので機帆走(5Nt)で行く。
    14:45 メインセール修理。補修テープで完了
    16:00 淳ちゃんワッチイン。 東よりの風 になる。SW10m/Sほどに上がる。
    16:30 今、航海初めて飛魚を見る
    17:15 竜王崎を290゜にベアリング
    18:00 ジブ2m、メインを2Pにリーフ
    18:20 ガス補給 20リッター
    18:30 淳ちゃんナビゲーターと食事当番。
         船長臨時ワッチイン 風がしだいに上がってきた。ブローで15mくらい。
         妙は、レースをやるつもりは無いので風速計を積んでいない。良く壊れるから。
         東寄りになってきた。 波もいつのまにか3、4mになっていた。
         オーパイが悲鳴を上げ始めた。舵が遅れ出してきた。
    19:00 ついにオーパイを諦め、舵を取る。ローリングが抑えられスピードも上がった。
    19:30 夕食、淳ちゃん風何とかどんぶりが出てきた。
    21:00 三宅島の明りを右手に見ている。
    21:30 本船とニアミス、50mで交わす。危なかった。
    22:00 スターライトスコープを取り出し三宅島を確認。
         こんな暗闇の中で凄いものだと感心する。
         曇り時々雨の暗闇の中で島影がはっきりと 確認できる。
         もちろん波頭どころか波の中の小さな皺まで見えるが視野が狭いのが 難点である。
         周辺収差がひどいが便利なものである(ロシア製)。


6/27(木) 雨(大中小) 東風 10〜15m/S ブローで20m/sを超す

     0:00 ワッチ 先生と交替。引継ぎ事項特に無し。
     1:00 再度リーフ、ジブ 1m、メイン 2.5P にリーフ
     1:30 御蔵島の東を通過中
         潮がきつくなかなか島を交わせずにタックタックで苦労しているのでなかなか 寝られない。
     2:30 やっと、御蔵島を交わせた。何回波を被った事だろう。
         これでやっと寝られる。
     3:30 淳ちゃんサブワッチに就く。
     4:00 淳ちゃんワッチイン
     8:00 船長ワッチイン、淳ちゃんより「三回ほど頭から波を被った」との報告あり。
         目の前に八丈島が横たわっている。
     8:30 朝食、サンドイッチ
     9:30 横波を受けながら神湊港に向かう。
    10:00 神湊港に着岸完了
         歩いていると五分もしない内に、耕ちゃんがきた。彼の家に行き車を調達。
         車が手に入ったので温泉(ふれあいの湯)に行きついでに南国ホテルの露天 風呂を
         はしごする。 帰り道でT氏から無線が入った。 28日の晩に「おおとも」(料理屋)で
         妙のWelcome partyをやるから 空けておくようにとのこと。有り難くお受けする。
    16:30 風呂に行こうと耕ちゃんが誘いに来た。 ついでに夕飯もと言うことになった。
         妙、御用達の音屋での夕食になった。
         いつの間にか飲みに行くことになっていたが、帰船して驚いた。
         フェンダーの内の一個が岸壁に上がっていた。
         潮汐で水位が上昇して5cm 程上になっていたフェンダーが打ち上げられていたのである。
         水位は岸壁との 差が30cm程しかない。
         これではオチオチ出かけられないので対岸から 舫い綱を取ることにした。
         幸いに妙には損傷は無かった。
         五月に来た時には岸壁に這い上がっていたのにと話しながら皆で風呂に 出かけた。
         帰りにスナック A,Bと行ってCに行くと言い出したので船長はこれで失礼すると言って
         帰船した。

6/28日 (金)  曇り 風強し
      19:00 耕ちゃんの道案内でおおともへ 予約してあったらしく料理がスムースに運ばれて来た。
          席上、島では「妙はこの風では大島辺りに避難しているだろうと噂をしていた」 との事、
         我々は「出てしまったからには目的地に着くつもりで頑張る」と話す。
         淳ちゃんが「えっ、そんなに荒れてたっけ」と呆ける。
         先生が「我々は何回も頭から波を被ったよ」と付け加える。
         で船長は?と来た。 「私はおっかないから寝ていた」と話した。
         T氏より電話で急用ができて今夜は失礼するが明日の晩は家に来てくれ との事。
         残念でありまた嬉しくもあった。 21時頃 皆で飲みに行こうと言う事になる。
         私はあまり飲まないので一軒で 失礼すると話す。今も十分に酔っている。
         スナックAに行く。あまり、印象が無い。スナックBに行く。殆ど印象が無い。
         これ以上行ってもしょうがないのでこれで失礼することにした。

6/29日 (土)  風が少し落ちている。
         今日は19時からの Well come party in T邸.だけなので皆のんびりと各々の時を
         過ごしている。
    19:00 天気予報を見終わってからT邸に行く。明日は出られそうだ。
         T邸ではご夫妻が待っていてくれた。 T氏が「今年は無事に小笠原に着けるように」と
         言って乾杯の音頭を取った。
         (我々は昨年は明神礁沖で低気圧に突っ込み艇にダメージを受けて八丈の
         東60哩まで流されて、神湊港に避難した経緯がある)
          受けて私が「今年のメンバーは妙の最強クルーだから大丈夫、必ず着きますと 宣言した」
          また、27日の天気では妙はどこかに避難して、来島が遅れるだろうと皆で
         話していたとの話題になった。
         そこへ青ヶ島の人たちから27日に八丈島に来たのかと確認が入った。
         「着た、着た、5,6の風の中を・・それも予定よりも四時間も早く」と 耕ちゃんが言う。
         「へーあの中を、ちっこい船でよー来なさった」と言ってまた、乾杯。
         とやっている内に夜が更けてお開きになる。明日の朝、出港と言うことに なった。

付録 青ヶ島情報


 青ヶ島の三宝港と言っても港は突堤しかない、ドンブカの港とのことです。
入港する前に用足しは済ませておいた方が良いとのこと。
なぜなら港はビデオカメラで撮られていて、それはCATVで青ヶ島の家々に 生放送されているそうです。
過去に青ヶ島に入港したヨットは非公式には二艇あったそうですが、記録には ありません。
島の人の話しです。艇名も何処の誰なのかも不明です。

岸壁に着いたらすぐにクレーンで陸置きにするそうです。
但し、ヨット用の船台はありません。

以上 各艇細心の注意をしてエントリーしてみたらいかがですか。
妙もいつかはと狙っています。
島の人は歓迎だそうです。
「ニュースが無いもので」
ともらしていました。


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